幼児部門立ち上げプロジェクトに名乗りをあげたなんとかスクール保護者です。第1弾では、私の2ヶ月の葛藤や成長を書きたいと思います。
かどやのルールは、あなたがあなたらしく好きなように過ごすこと、物や人を大切にすること、くらいしかありません。その文化が頭ではわかるものの、なかなかしっくり来ずソワソワ。居心地が悪くて苦しくて、こどもを預けたあとはすぐさま家に逃げて帰りたい日々でした。
一方の息子は、母にかどやで居て欲しいと言う割には、かどやに着くなり、スタッフや友だちと遊びに行ってしまいます。
落ち着かず、私が登園しぶりをしたこともありましたが、お昼すぎる頃には子どもたちが「もうー早くかどや行こうよー!ママもほんとは行きたいんでしょ!!!」と玄関で待たれてしまい、やっぱり行く羽目になってしまいました。
渋々通っているうちに、かどやのみんなはニコニコと温かく迎えてくれて、帰る時にはわざわざ外まで出てくれてまたあしたね〜って言ってくれているのに、なぜソワソワするんだろうと考える中で、かどやのルールがないからだ!などとかどや側に原因を求めてみたり、、。
でも何かが違うと思い直し、ハッとしたのが、今までの自分の価値観では、何かをしないと人に貢献できないんだと思っていたのです。だから、何かした方が良いのかなとか、寄付を払うべきなのかな、こんなことをしてどう思われるのかな?などと頭の中はいっぱいでした。
かどやの想いや、としえってぃが最初に言ってくれたフルバリューという言葉を何度もリピートし、やっと人がここに集まってドラマが生まれることがかどやにとっての1番の目的で、私が私らしく居ることで、きっと貢献できるのだろう、、、たぶん、、という考えができるようになりました。
そう気付いても、まだ不安でソワソワ。試しに自分が楽しいことをしようと布団に埋もれて本を読んでみたり、縁側でぼーっとしてみたり、、、
そのうち、かまどでお米を炊くという楽しみを見つけ炊き始めたら、嬉しいことに同じスクールに通う子どもが「今日は俺も炊くわ!」と言ってくれたのです。めちゃくちゃ嬉しくて、やっとかどやへの行き渋りがなくなりました笑。
かどやのようなルールがない所で過ごすときに、自分が存在するだけで価値があるという価値観や自信が自分になければ、自分で自分を縛って周りの目を気にして、かどやにルールを作りたくなってしまって、ルールがあればそのルールさえ守っていれば楽ちんで、ついつい他人にそこの責任を押し付けてしまいがちになってしまうのではないかと感じています。
自分がどう過ごすことが心地よいのかを、かどやという場所や、子どもたち、スタッフ、地域の方々、保護者が作ってくれるあたたかい雰囲気の中で自問自答できること、一人ひとりを理解し認めようとしてくれる場所がここにあること、そこに私の人生が出会えたことが幸せです。
かどや幼児部門である、おやまのようちえん4月から開校します。まだまだ未熟で未完成、だからこそおもしろい。
としえってぃと相談し、初年度のため定員10名に決まりました。気になる方はご一報ください。
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