学校を自由に選択できる未来へ


なんとかスクールは、所謂“公立(私立)学校”に順応出来ない子だけの居場所のつもりでやっていません。“学校”に順応出来る子や、“学校”に順応出来るかどうか分からない子にとっての居場所にもなりたいと思っているので、俗に言う“フリースクール”とは異なる場だと思っています。実際に、公立小学校に通った経験が無く、不登校経験も無く、なんとかスクールが開校する前までは他のオルタナティブスクールに通っていたという子もいます。なんとかスクールは、“フリースクール”でもあり、“オルタナティブスクール”でもあると私は思ってやっています。でも、厳密に言うと、そのどちらでもなく、というか、どのカテゴリーにも当てはまらない、なんとかスクールは、“なんとかスクール”というカテゴリー以上でも以下でも以外でもないという感覚でいます。

長男を森のようちえん(チコス)に通わせる事に決めた時に、「K君(長男)は“普通”の幼稚園でも全然大丈夫そうなのに!」と、周りからよく言われました。長男は私とは違って、超が付く程、空気が読める(悪く言えば人の顔色を伺ってばかりの)子なので、確かに所謂“普通”の幼稚園に難なく通えるとは思っていました。そもそも1歳11ヶ月~3歳5ヶ月の1年半、認可外の保育所に通い、ただの1度も問題を起こした事が無かったという実績がありました。その保育所での様子(保育士の顔色を常に伺いながら行動をする、他の子が嫌がるような事をしない、暴力をふるわれてもやり返さない)が、普段のKと全く違ったので、私も0歳から一緒に子育てしてきたママ友達も本当に驚きました。Kは意外にも、親がいない場では“いい子”を演じる内弁慶の外地蔵タイプだったのです。
長男より先に、長男の友達がチコスに通っていたので、たまたま存在を知っていました。そうでなければ存在すら知らなかったので、自分で調べてわざわざ遠くから通って来ている人達みたいな知識やこだわりは全くありませんでした。ただ私は、熱狂的な外遊び信者だった(外遊びは体力もつくし、柔軟性も身に付くし、良い事だらけ!!!と強く思っていた)ので、寒すぎる日や暑すぎる日以外は屋外で過ごす事(雨の日も基本的には外で過ごしますヾ(≧▽≦)ノ)に惹かれて入園を決めました。フィールドが自宅から約1kmの場所にあった事、作られたカリキュラムが一切無い事も、とても有難いと思っていました。
「めっちゃチコスに通わせたいヾ(≧▽≦)ノ」と思いながらも、“普通”の幼稚園にも興味があったので、いくつか見学に行きました。結果、「やっぱりチコスに通わせたいヾ(≧▽≦)ノ」と思えました。だからと言って、“普通”の幼稚園に通わせたいと思う親の考え方を否定する気持ちは、一切ありませんでした。

どの園を選択するかは、親の自由なのです✧◝(⁰▿⁰)◜✧

「子育てに正解はない」というフレーズを、よく耳にします。でも私は特性上、正解がない問題は大の苦手で、いつも正解を求めて周りに「何が正しい方法なのか?」「自分がしている事が正解なのか不正解なのか?」を相談してきました。チコスで「知佳ちゃんのしたい子育ては?」と聞かれた時はピンとこなかったのが、最近ようやくなんとなく掴めてきた気がしています。今は以前よりは、「自分がしたい子育てをして良いんだ♡(ӦvӦ。)」と思えるようになりました。(※但し、「子どもの様子はしっかりと見る事」は必要最低条件かと思っています!)

けんと君も私も、なんとかスクールでは月謝を頂かずに、持続可能な場でありたいと思っています、本当は。でも、まだまだ全然!時代が追い付いてきてくれていません。どんな学校に通うのか、個人個人が自由に、経済面で負担なく選択出来る時代になって欲しいと思っています。全国各地にオルタナティブスクールが増えていき、最終的には、オルタナティブスクールが制度として国から認められ、助成金が潤い、月謝を安く出来るような未来を望んでいます(*˘︶˘*).。*♡

色んな教育のカタチが認められる社会になあれ✧◝(⁰▿⁰)◜✧



知佳

昨日、映画「屋根の上に吹く風は」を鑑賞しました(◍•ᴗ•◍)✧*。
この映画は、鳥取県の山あいにある新田サドベリースクールが舞台となっているドキュメンタリー映画です。
要所要所で深く共感し、感動し、涙しましたが、やはり私の理想とは違う教育のカタチだなぁと感じる所もチラホラありました。
是非、観てみて下さい(。・ω・。)ノ♡

まるや(旧・進化型コミュニティーハウスかどや)

高槻市原にある築150年の古民家「まるや」。学び合って育ち合う文化を作っています。

0コメント

  • 1000 / 1000