考えない練習

みなさん、この本を知っていますか?

三年くらい前に購入した本なのですが、最近座禅に行ったこともあり、思い出しました。内容としては、上手に心と体と付き合うためには、考えないということも必要ですよ。思考ばかりにとらわれていると、大切なことが見えませんよ。余計な考えが邪魔をして、自分の気持ちや目の前にいる人を大切にできないことってありませんか。そのためには、考えないという時間を作りませんか?その方法とは、、、といったような本だったと思います。違っているかもしれません。笑

もしよければ、かどやに置いていますので、遊びに来られた時に確認してみてください。


二日前の水曜日に、仕事仲間の人と座禅に行きました。

兵庫県の伊丹駅から徒歩五分くらいのところにある荒村寺というところで行いました。毎月一回、開催しているようです。座禅は40分を2回行います。一回目と二回目の座禅の間に経行(きんひん)を行う以外は座りっぱなしです。経行(きんひん)というのは簡単に言うと、立って半歩ずつ堂内を歩くことです。


座禅中、堂内は静まりかえります。扇風機の音だけが、耳に届いてきます。明かりも、仏様の横にあるろうそくの火だけです。壁に向かって座るので、周りの様子もほとんどわかりません。その目の前の壁に、ろうそくの火が照らして映し出した自分の影を、座禅中ずっとみていました。

座禅中はただずっと、ふと思ったことを考え、また次のことを思ったら考えを、ひたすらにくり繰り返しました。


座禅中、一番頭によぎるのは「いつ終わるんだろう。」でした。しまいには、座禅が暇だと感じてしまい、早く終わらないかなと思っていました。自分で望んで来たくせに、早く終わってほしいと思っていたら世話ないですね。

普段、どれほど空いている時間に携帯を触ったりなんかしたりしていないと落ち着かないんだなということが実感できました。まだまだ修行不足ですね。


そういえば、僕のパソコンは電源ボタンを入れてから使用できるまでに、10分くらいかかります。どんだけ遅いねん!と思わない日はありません。

ただ、今日パソコンを立ち上げを待っている時間に顔を上げると、雨に打たれている庭の木に目が留まりました。そして、そのままぼーっと庭を見続けていました。

座禅中、あんなにできなかったのに、、


思いもよらないところで、何もしない時間を堪能できて、なんとなくラッキーな体験ができました。

起動時間の遅いパソコンのおかげです。


上村


まるや(旧・進化型コミュニティーハウスかどや)

高槻市原にある築150年の古民家「まるや」。学び合って育ち合う文化を作っています。

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