なければないで、なんとかなる、という話

かどやにはクーラーがありません。


[理由その1]

かどやがある原という地域は自然が豊かで他の地域と比べて涼しい。

[理由その2]

断熱材がないのでクーラーを入れても非常に効率が悪い。

[理由その3]

エアコン代と電気代が惜しい。


この3つの理由でクーラーを導入せずひと夏乗り切ったわけです。ひと夏乗り切れたので、きっと来年の夏も再来年の夏もクーラーが入ることはなく、一生設置されないでしょう。


でも、一日だけどうしても暑すぎて我慢できない日がありました。

風も弱くカンカン照り。体感気温は40度近くです。家の中にいるだけで汗が吹き出し、溶けてしまいそうでした。

だけどクーラーはおろか当時は扇風機もなく、うちわで扇いでも一向に涼しくなりません。

ついには(来客がないことを祈りつつ)脱げる服は全部脱ぎましたが、それでも暑さは治まりません。


「これはやばい!なんとか涼しくなる方法を探さないと危険だ!」

生存本能。頭フル回転です。必死に涼しくなる方法を考えました。


そして思いついたのが

濡らして軽く絞ったTシャツを着る

という方法。

これは大成功でした!めちゃくちゃ涼しいです。

さらに

タライに水を溜めて足を浸ける

という方法も同時にやりました。最高です。


もはや暑さは忘れてしまいました。熱中症のリスクもクーラーを導入する可能性も限りなくゼロになりました。


この方法で涼むのに使ったものは水だけ。しかも用水路(川から水を引いてる水路)の水なので水道代もタダ。

水はやがて気化して循環するので、消費したエネルギー量は実質ゼロです。究極のエコです。


すごく簡単な方法なので、みなさんもぜひ試してください。

以上、なければないでなんとかなる、という話でした。


酒井


追伸:日本中の人がこの方法で暑い日を乗り切れば、電気消費量も格段に下がり様々な環境問題が一気に解決するのではないでしょうか?(大学等研究機関の方、ぜひ試算してみてください。)

まるや(旧・進化型コミュニティーハウスかどや)

高槻市原にある築150年の古民家「まるや」。学び合って育ち合う文化を作っています。

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