こんばんは〜酒井です。
2020年3月に前職を辞めてから2年、かどやを運営し始めてから1年ちょっと経ちました。
教育の分野で本質のみを追求した場づくりをしたい、という信念のもと、右も左もわからない手探り状態でどうにかこうにかやってきました。
本質ってなんだ
じゃあ本質ってなんなん?てことなんですが、そのものをそのものたらしめる要素が本質の定義です。わかりにくいですね笑。例えを出しましょう。
ペンの本質は「書けること」です。どんな色をしてようが、どんな形をしてようが、安かろうが高かろうが、書ければそれはきっとペンです。(形がぶっ飛んでたらペンとは認識できないかもしれないけど。)
逆に言うと、どんなにペンの形をしてようが、書く機能がないものはペンではないです。(インク切れで書けないのはインク切れなだけで書く機能があるのでペンだと認識するはずです。)
はっきり言っちゃうと、書く機能さえあれば、ほかの要素は全部捨ててもいいってことです。それが本質のみを追求するってことです。
本質じゃないことが多すぎやしないか
本質か本質じゃないかは、その要素を削ってみてもそれだといえるかどうかです。
炊飯器に予約機能がなくてもふっくら炊きとか早炊きとかいう機能がなくても炊飯器だけど、ご飯が炊けない炊飯器は炊飯器じゃないです。洗濯機に自動で洗剤を投入する機能がなくてもドラム式だろうが縦型だろうが二槽式だろうが洗濯機だけど、服を洗ってくれなきゃ洗濯機じゃないです。便利とか不便とかの話ではなく、あくまで本質の話です。
学校の本質はなんだろう?いまある何がなくても学校って呼べて、何がなきゃ学校って呼べないんだろう?
国語。
算数。
理科。
社会。
体育。
音楽。
図工。
給食。
友達。
先生。
部活。
休み時間。
時間割。
テスト。
通知表。
どれがないと学校じゃないって感じるだろう?
人間の本質ってなんだろう?いまある何がなくても人間って呼べて、何がなきゃ人間って呼べないんだろう?
手がなくても、足がなくても、五体不満足でも人間だと認識する。つまり体は人間の本質ではない。では思考はどうか?物を考えることができない人は人間だと認識できないのか?ロボットみたいという比喩は人間の本質を探る上でヒントになりそう。何をもって人間味を失ったロボットのように感じさせるか。それは感情や矛盾といった曖昧さや不完全さではないかと思う。曖昧さや不完全さが人間の本質だとしたら、教育とはどうあるべきなのだろう?
無意識に本質を見抜いているから安心感と違和感を覚えるのか
↑めっちゃ違和感!青色って書いてあるけど色は赤い。文字として受け取る情報と色として受け取る情報が矛盾しているので脳が混乱します。その結果違和感を感じるし安心できない。
人に置き換えると「あなたらしくない」「そんな人と思ってなかった」みたいなことだろうか。現行不一致だ(と感じる)と不信感や違和感を感じるのもこのへんのことが関係していそう。
法人化します
だいぶ遠回りしましたが、タイトルとおり法人化します。法人化は前々から考えていて、名前もいろいろ考えてたんだけど、どれもしっくりきませんでした。
ちなみに過去に名乗っていたり考えていた法人名候補は…
日本必要十分研究所(略称NHK)
日本ちょうどいいとこ研究所
日本体験教育協会
しっくりきてなかった原因を振り返ると、最終的なゴールとそれを達成するための手法がぼやっとしてたからなんですよね。幸せな世の中を作っていきたい。価値のある体験を通して人の育つ力を支援したい。だから体験がたくさんある場づくりをしたい。体験がその人の学びにつながる手助けをしたい。そんなくらいしか考えてませんでした。思いは変わってないんですが、曖昧で何をどうしたらいいかよくわかりません。そんな状態でした。
いま、ようやく整理がつき、明確になってきました。
- 対話を手法とし学び合って育ち合う場づくりをする。
- 対話を行うことによる教育的効果の調査研究を行う。
- 全国で学び合い育ち合うための対話力を持った大人を増やす。
- その人たちがその後も学び合い育ち合うためのプラットフォームを作り支える。
- 全国の先生、親、地域のおっちゃんおばちゃん、店員さん、学生さん、全ての人が対話力を持った育て手になることで子どもたちの心が折れずその子らしく生き生きと育つ社会を作る。
法人の目的や定款はほぼできたんだけど、法人名が決まらず困ってます。。。
わかりやすくオリジナリティーがあってしっくりくるやつ。。。
3月中に登記を終えたいので早くせねば。。。
酒井
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